鍼灸治療
なぜ 効くのでしょうか?
よく聞かれるので簡単説明させてもらいます。
まず打つ場所として 大きく2箇所あります。
「つぼ穴」と言われる所と 大雑把に「痛い所」や「こった所」など違和感がある所
つぼはいまだまだ解明されていないところも多いんですが、神経細胞が多いことでピンポイントに刺激があると言うことです。 それと西洋医学での脊髄反射と似た場所(つぼの位置や名称と臓器に関係したもの)があったりしますので これがつぼに刺激をすることで内臓の働きをよくする効果があるんじゃないかと思いますが これから徐々に解明されることでしょう。
次に痛みやコリに鍼を刺すことですが、金属などの異物を皮下に入れたりすると
「敵が来たぞ おいだせー!」
と免疫反応で局所に白血球が集まります。これが血行を良くして代謝をあげ治癒に向かうと言うもので金属アレルギーはこれが過剰反応を起こしたものですね。
お灸にはもともと薬理効果があり、温熱ともぐさ(よもぎの葉を生成した物)には古くから薬理効果があり血流を良くしたりしますが それにスライスにんにくや柿の葉 味噌などを肌に置くときの間に敷いてよりやわらかい暖かさとほかの成分の相乗効果を狙います。
個人的には匂いもアロマの癒し効果があると思うんですがねぇ。とくに言われた文献はあまり見ません。
その鍼灸の刺激によって 血流を高め血管拡張し コリ物質を流したり
神経の緊張も取れるので自立神経症などにも効果があると。
昨今は鍼を刺さず電気刺激や仁丹のような粒で刺激をする方法や
お灸も燃やさず電気的な熱に変えたりする鍼灸院もかなり増えてきました。
道具はまさに その先生の手技や方法によって違いがあり
古くから小児針という子供にする鍼としてイボイボのついたローラーや三味線の撥に似た形の器具で皮膚を擦って効果を挙げるものがあり当施術所でも子供だけでなく
高齢者に小児針を使うことがありました(百歳超えた患者さん♪)
適応範囲はかなり広いんですが 患者さんの体質や症状により
術式や刺激量が異なるのは医者の薬や手術と変わりません。
当所では 申し訳ありませんが一回でその人の体質と刺激量の判断は難しく
2ないし3回での施術をお勧めしてます。
もちろん一回で効果があるよう目指してはいるんですけどね。
刺激が強過ぎると逆にものすごい倦怠感や頭痛 吐き気が出ることもありますので
体質の弱い方への施術は細心の注意を払います。
たまに弱すぎて一回で物足らないこともありますが
このむね 先にご説明させてもらいご了承頂いており ますよね?