特に高齢者に多い骨折。
転倒など強い衝撃での骨折や普段の家事の積み重ねからでもおこる疲労性骨折などさまざまですが。
冬になるとどうしても寒さなどで体の動きが機敏に動けずとっさの反応が遅れます。
どんなに気をつけていても怪我は起こってしまうことは悲しい話なんですけどね・・・
今までにも何度か急な痛みで緊急を要すると往診依頼がありました。
話を聞くうちに疑問がわき そして体を見ると。。。
まずさわって解りますが こり(筋肉の硬さ)が尋常じゃありません。
それも一箇所ではなく 筋肉に沿ってかなり広範囲にあり 人によっては熱感が。
と、この人によるがくせもので、明らかに発熱してると家族も捻挫か何かだと気付くんですが
高齢者ほど発熱する体力がなかったり基本が低体温だとすごく解りにくい状況にあります。
そこでいままでお話を聞いた事例をいくつかご紹介します。
まず単純に 痛み出した原因から。
つまずいた 打ち付けた など衝撃から数時間たっても痛みが消えない場合。
私はまず話されるなかで シップ薬を3~7日 それで改善がないと言うときは骨折を疑ってます。 まだこの患者さんは自分で我慢ができる程度のひびや軽度の骨折でした。
ただ、中には自分が打ちつけたことを覚えていない方もいらっしゃいました。
家事の中で痛みが出たということで本人も普通に過ごせる程度でしたが 後日病院での検査で骨折と判明しました。
痛みが悶絶するくらい。いったん横になると寝返りが打てない 一回座ると立ち上がれないなど場所によってさまざまですが 共通することがひとつ。
じっとしてると痛くない。
これが一番のくせものです。骨折の場合、動くと筋肉が骨を引っ張るのでひびや折れたところを引っぱるので痛みが増します。 逆に打撲でも捻挫など筋肉に痛みがある場合は 極端会い言い方ですがじっとしてても痛みは出ています。
骨折ではないですが、すごく大きな青アザがありびっくりしたことが何度もありました。
心臓病などを患っている方など 特に血液をサラサラにする薬を服用している人は
特に内出血しやすく大きなアザが残りやすいんですけどね。
叩くと痛みが局所だけか広範囲にわたるか。 これも患者さんの感覚によって解りにくいところも多いんですが 痛み出したのが夜だたっとか土曜日など医者がやっていない日や前日は発見と初動対応が遅れます。
恥ずかしい。大げさにしたくない。救急車を呼びたくないなどの心理ですけどね。
すみません 力不足で骨折を鍼では治せません。
ただ 説得の足しにはなった気がしますが。。。 あまり家族の話も聞いてくれなかったりするんですよね。
これから寒い日が続きます。 お気をつけくださいませ。
そして食事でカルシウムを取って
暖かい日には 外か窓越しでもいいのでお日様の光を浴びてください(これが一番重要♪)