当方で使っている針のご紹介ですが 鍼灸では針を鍼と書きます。
つぼに打つ箇所(経絡治療といいます)なら5mmも入れば良いので細くて短いものを使いますが
コリがひどくなる=筋肉が硬いので、使用する鍼は 症状に応じて太く長くなります。
手もちの銀色のものは灸頭針用でまた特別な構造になってます。
そして中国や韓国で使う針と日本で使う針は刺し方などの使用方法や形状 硬さもまったく違うものです。
たとえば日本では打つとき針管を使いますが他国では使いません。
これは日本人の体にあうよう先人たちが創意工夫し、痛みを抑えた針先や細さになったためで
持ち手も含めて長く太くする中国の針は あまり日本人の鍼灸師は使いません。
器具の消毒はオート-クレーブ(高圧滅菌機)や煮沸 アルコールなどですが
あと紫外線保管箱にいれておきます。
当然 一人終わるごとに消毒しますが、肝炎などの伝染性疾患を持っている方や
その可能性がある方はとりあえず完全に別に分け密封容器で保管 念のため消毒も別に行います。
自分だけの鍼をご希望の方は別途料金は頂きますが使い捨てのディスポーザーもご用意してあります。 ただ元から使い捨てという性質上 精度が悪く刺すときの痛みが強くなったり使いずらいこともあり ふだん当施術所で使っているものをストックしていただくことをお勧めしています。
すべてステンレス製の鍼を使っていますが メーカーや使用用途(灸頭針など)によって
太さや長さは異なります。 これは患者さんの体格や症状に応じたものなので
TVの針治療のようにやたらと長い針を打つことはありません。